LinodeのVPSを借りることにした理由
投稿者 おおかゆか
レンタルサーバを借りようと思って色々調べてみた。
借りる目的は、ブログの運用と自作アプリの公開。なのでroot権限はどうしても欲しいところ。
となると専用サーバが真っ先に思いつくけど、お値段の相場が1万円前後からなので、予算的に無理。
専用サーバがダメなら、あと残るはVPS。ちなみにVPSというのは「Virtual Private Server」の略で、サーバの中に仮想マシンを複数立てて、そのひとつひとつをユーザに貸し出してくれるサービスのこと。
通常の共用サーバと違うのは、各ユーザに管理者権限が与えられ、使用できるメモリの容量も自由に決められる点。
また仮想環境であるがゆえに、OSの再インストールのようなシステムの土台をいじるような作業も、Webベースの管理アプリからほぼ一瞬で行うことができる。
これが専用サーバだと自分では行えないため、1回1万円ほどの作業料金を取られて、さらに数営業日は待たされるところ。
というわけで、VPSを提供している業者を検討することにした。
主に参考にしたのは、2ちゃんねるレンタル鯖板の「VPSプランってどうよ?3」と「VPSプランってどうよ?4」のスレッド。
これらのスレによると、VPS業者が使っている仮想化ソリューションは大きく分けてVirtuozzo(とそのオープンソース版のOpenVZ)と Xenの2種類で、メモリを各仮想マシンに動的に割り当てるVirtuozzoよりも固定的に割り当てるXenのほうが、仮想マシンのユーザにとってはメ リットが大きい様子。
メモリを動的に割り当てるということは、プラン紹介のページで表示されているメモリ容量は最大値であるということ。一方、Xenの場合は常にその容量が保証されている。
またVirtuozzo系は使われているかどうかに関わらず、スレッドごとに一定のメモリ量を確保してしまうため、Apache2のようなマルチスレッドのプログラムを走らせると大量のメモリを消費してしまうらしい。
Xenを使っている業者の中で、評判がよさそうだったのがServer AxisとSlicehostとLinodeの3社。
それぞれメモリ512MB前後のプランのスペックを比較すると、
| 業者 | メモリ | HDD | 帯域制限 | 料金/月 |
|---|---|---|---|---|
| Server Axis | 500MB | 50GB | 600GB | $30 |
| Slicehost | 512MB | 20GB | 200GB | $38 |
| Linode | 540MB | 18GB | 300GB | $29.95 |
のような感じ。
この表を見ると一見、Server Axisがオトクなようだけど、もう一点考えておくべきことが。それはデータセンターのある場所。
3社ともアメリカの業者だけども、それぞれサーバを置いているデータセンターがある都市が異なる。
Server AxisがChicago、SlicehostがSt. Louis、LinodeはNewarkとAtlantaとDallasとFremontの4都市に分散。
なぜデータセンターの場所を気にするかというと、日本からの距離によってレスポンスが変わってくるから。
日本国内なら大して差がないので気にする必要はないんだけど、こと海外になると話が違っくる。同じアメリカの都市でも、西海岸なのか東海岸なのかでかなりレスポンスに差が出てくる。
Pingを打って各データセンターのレスポンスを調べてみることにする。
それぞれ10回ずつPingを打った平均値の比較が、下の表の通り。
| データセンター | Time | TTL |
|---|---|---|
| Server Axis(Chicago) | 206.427ms | 51 |
| Slicehost(St. Louis) | 158.395ms | 48 |
| Linode(Newark) | 183.728ms | 50 |
| Linode(Atlanta) | 174.033ms | 43 |
| Linode(Dallas) | 168.509ms | 46 |
| Linode(Fremont) | 108.364ms | 53 |
Server Axisは安くてHDD容量も帯域制限も大きいものの、一番レスポンスが悪い。
最もレスポンスがいいのはLinodeのFremont。他が東海岸だったり内陸部だったりする中で唯一、西海岸の都市なので当然といえば当然かも。
Linodeは他と比べてHDD容量こそ一番少ないけども、他のスペックは見劣りするものではないし、何より3社の中で一番安い。
各データセンター状況のページを見ると、Fremontoのサーバの空きがいくつかある。ならもう借りるしかない。
というわけで、レンタルサーバ選びはLinodeに決定。
Fremontのサーバは一番人気のようで残り少なかったので、なくならない内に早速Linodeに申し込んでおいた。
ちなみに申し込み月の料金は日割になるので、月末に申し込んだからと言って損したりすることはない。
あと申し込んで支払い完了の通知が来ても、すぐにはログインできないので注意。私の場合は、約3時間後に「Linode Account Activation」というメールが来て、それからようやくログインできるようになった。
ところで後日、「Linode vs. Slicehost」というブログ記事を発見。
この記事を最初に見つけてたら、もっと時間と労力の節約になったかも。これからVPSを借りようと思っている人は参考にしたらいいと思う。
追記。
この記事のLinodeへのリンクは全て私、おおかゆかのリファーラルコードが埋め込まれていたりする。端的に言うとアフィリエイトで、このリンクをたどってLinodeでサーバを借りると、1件につき$20が私の懐に入るという算段。
この記事を読んで自分もLinodeを借りようと思った人は、リファーラルコードをそのままで申し込んでもらえたら嬉しかったり。


















