北米版アニメDVDで英語学習≪環境編≫

投稿者 おおかゆか 2008-12-08 13:12:00 GMT

北米版アニメDVDで英語の勉強を始めて今日で4日目。
とりあえずディスク1枚分を一通りやってみたが、少なくとも三日坊主にはならなかった模様。
今回は、この勉強法を行う上での具体的な環境について書いておく。

アニメDVDで勉強するというと、リビングのテレビでDVDを再生して見ながら行うところをイメージするかもしれないが、効率の面からそれはお薦めできない。視聴はPCで行うのがベスト。理由は後述する。
ただ北米版のDVDはリージョンコードが日本国内のものと違う(北米がリージョン1で、日本とヨーロッパはリージョン2)ため、WindowsやMacの標準のメディアプレイヤーでは再生できない。

そのためリージョンコードを無視するようなプレイヤーソフトを使う必要がある。
私が使っているのは、「VLC media player」というソフト。追加プラグインなしで、幅広いコーデックの動画・音声が再生可能。

VLC media player

ちなみに最新版の0.9系列だと、なぜか私の環境(Windows XP SP3@Mac mini)ではDVDの再生は画面が乱れたりコマ落ちしたりして視聴に耐えなかったため、0.8系列の最終バージョンである0.8.6iを使っている。このバージョンなら快適にDVDが再生できた。

VLC media player」がおすすめな理由は他にもある。再生中に3通りの長さのバックジャンプ(とフォワードジャンプ)ができるようになっていて、それぞれをホットキーに割り当てることができる。
DVDを視聴していると今のセリフを聴き直したいと思うときが何度もあるが、そのようなときにいちいちマウスカーソルで巻き戻しボタンを押すような面倒なことをする必要がなく、キー操作一発で正確に何秒前まで戻るといったことがこれにより可能になる。

再生用のソフトには「VLC media player」を使うとして、なぜテレビ&DVDプレーヤーではなくPCを使うべきなのかをここで説明しておく。
それはVLCのようなソフトを使うことで、バックジャンプ等の細かい操作が可能ということもあるが、一番の理由はすぐに辞書が引けることにある。

いくら簡単な日常会話が主体のアニメであっても、母国語でない以上知らない単語が頻繁に出てくる。そういうときにいちいち紙の辞書を引くのは非効率だ。
また最近流行の電子辞書についても、キーボードが小さくブラインドタッチが難しい、単語を引くときにテレビ画面と辞書の画面の間で視線を何度も行き来させる必要があるという理由から、これもあまり良くない。

PC画面のウィンドウでDVDを再生しつつ、別のウィンドウで辞書ソフトを開いて、わからない単語はそこで逐一調べるというのが一番効率がいい。
字幕の文字を直接テキストとして取り込んで引くことはできないが、それでも他の方法よりは効率という面では優れている。

よってDVD再生時は画面を最大化したりせず、しかしできるだけ大きくウィンドウを拡大しながら、それに隠れないように辞書ソフトを画面の隅で起動する形になる。

その辞書ソフトについてだが、これにはVLCのように圧倒的におすすめというものがない。
しかし、有力なものがいくつかあるので、それらを紹介しておく。

まずひとつめが「Babylon」。
古参の辞書アプリケーションで、対応言語が豊富かつその歴史の長さからインターフェースが洗練されているところが特徴。またテキストのスキャン機能を備えているので、WebページやPDF等を読むときにも便利。

Babylon

欠点があるとすれば、有料でなおかつそこそこの値段であること。
本体のみで7,900円、ジーニアス英語大辞典と明鏡国語辞典とのパッケージで11,000円。

ちなみに16カ国語⇔英語の標準的な辞書は、サイトから無料でダウンロードできるようになっている。普通に使う分には標準的な辞書だけで十分だと思う。

次に「StarDict」。
こちらはオープンソースのソフトで、開発のメインターゲットはLinuxであるが、Windows版も提供されている。(インストール時には、Windows用のGTK+キットが同時にインストールされる)

StarDict

こちらはフリーなだけあって、さすがにBabylonと比較すると見劣りするが、それでも最低限必要な機能は揃えている。
日本語用の辞書がサイト内のページにいくつか置かれているが、使い物になりそうなのは「EJ-GENE95」くらい。ただし後述する「英辞郎」の辞書ファイルがそのまま使えるため、それを組み込めばそこそこ使えるようになる。

ちなみにスキャン機能が用意されているが、バージョン3.0以上のFireFox上では正常に動作しない。

最後に「英辞郎」。
英辞郎」自体はCD-ROMに収録されている英和辞書のデータファイルで、書籍形式で販売されている。同梱されているフリーウェアのPDICと組み合わせることで、PC上で辞書として使用することができる。

翻訳家等の英語のプロのグループが共同編纂して版を重ねながら成長を続けている辞書で、収録項目が160万以上とかなり多く、またユーザーからの評判も高い。
価格も2,500円とBabylonに比べればリーズナブルで、その内容から考えても決して高くないと思う。

ただPDICのソフトはインターフェース等あまり使いやすいソフトではないため、辞書データだけ英辞郎を使ってアプリはStarDict等を使った方がいいかもしれない。

上記に挙げたもの以外に、中国産フリーウェアの「Lingoes」がある。フリーでありながら見栄えや使い勝手だけを評価するならBabylonに匹敵するくらい優れたソフトウェアである。
ただしサイトに置かれている辞書群がどう見ても著作権を侵害しているため、胸を張っておすすめできない。また辞書形式がクローズドなバイナリ形式であるため、自分で用意した英辞郎などの辞書ファイルを使うこともできない。インターフェース等の面では非常に優れているのに残念だ。

よって現状では選択肢は、お金に糸目をつけなければBabylon、あくまでフリーを求めるならStarDict、その中間で英辞郎(+StarDict)といったところになるだろうか。
私はBabylonを試用中だが、試用期間の1ヶ月が過ぎた後どうするかはまだ決め兼ねているところ。

さて再生プレーヤー、辞書アプリと環境が整ったところで、次は実際にDVDを使ってどう勉強すればいいか。
これについては、そのうち書く予定。

 

 

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