Mac miniにUbuntu 9.04をインストール
投稿者 おおかゆか
Mac miniといっても現行機種ではなく、1世代前の945GMチップセットを搭載した機種のお話。
Netbookには正式リリースまで待ちきれず早々にβ版を入れたUbuntu 9.04だったが、自宅のメインマシンであるMac miniは依然として8.10のままだった。
というのも9.04を入れるならファイルシステムをext4にしたかったので、そうすると既存環境を破棄してパーティションをフォーマットして、さらに一から環境を作り直さなければならならず、今まで二の足を踏んでいたから。
とはいえ、ぐずぐずしてたらすぐに9.10が出てしまいそうなので、覚悟を決めて9.04をインストールすることにした。
これまでの経験上、まあすんなりとはインストールさせてはくれないだろうと考えていたが、そうしたら案の定問題が次々と。
ネットを調べたり人に訊いたりしてなんとか無事に動くようになったので、今回も備忘録としてブログに書いておく。
インストールに際して起こった致命的な問題は3つ。
- インストーラが進捗90%程度のところで固まる
- 無線LANの認証が通らない
- グラフィック性能が8.10からガタ落ちする
ちなみにインストールしたのは例のごとく、日本語Remix CDではなく本家配布の64bitバージョン。
まずはひとつめ、インストーラが進捗90%程度のところで固まるという現象。
これはインストーラ起動時に日本語を選んで進めていくと、進捗状況が9割を越えたあたりで「言語パッケージをインストールしています。mouseemu」という表示のまま、そこから全くインストールが止まってしまうというもの。
8.10の日本語ローカライズド版をインストールしてみたときにも全く同じ現象が起こったのだが、今回は本家配布版でも起こるようになってしまった。
これを回避するためには、まず英語でインストールを完了させ、日本語ランゲージパックを後から入れればいい。
考えてみれば当たり前で、言語パッケージのインストールに不具合があるならそれをやめればいいわけなのだが、いきなり出端をくじかれたために頭が回らず、早々に諦めかけてしまった。
でもインストーラの起動時に「English」を選択したらあっさりとインストールできてしまい、その後に System → Administration → Language Support → 「Installl / Remove Languages…」 で「Japanese」を選択したら、これまたあっさりと日本語ランゲージパックもインストールできてしまった。
そしてふたつめ、無線LANの認証が通らない問題。
インストールすると普通に無線LANのデバイスを認識して、捕捉した電波のリストも表示される。ところが、いざパスワードを入力してつなぎにいこうとすると、パスワードが正しいはずなのにはじかれてしまう。
どうもデフォルトでインストールされたドライバが悪さをしているようなので、これを別のドライバに置き換えることで解決する。
$ sudo modprobe -r ath5k
で、既存のドライバを削除。
それから システム → システム管理 → ハードウェア・ドライバ で「Atheros "madwifi" ドライバの代替」を選択し、「有効にする」に設定。その後いちおうログインし直すか再起動すれば、無線LANの認証が通るようになる。
最後、グラフィック性能が8.10からガタ落ちする問題。
インストールが完了して初めのうちは気づかなかったのだが、Compz Fusionをインストールして3Dデスクトップを有効にしたところ、動きがカクカクするどころか1フレーム表示するのに1秒はかかってるんじゃないかというくらい劇重に。
8.10までは、デスクトップキューブを有効にして表面や背景にテクスチャーをバンバン張り付けても、普通にぐりんぐりん動いていたので、このギャップに唖然とした。
私のMac miniのビデオカードはIntel 945GMの統合チップセットなのだが、どうもUbuntuチームにこのチップは見捨てられたようで、ネットで探し当てたxorg.confの設定を入れても、新しくリリースされたというドライバをインストールしても一向に改善しない。
途方にくれてTwitterでぼやいていたところ、ASCII.jpの「行っとけ! Ubuntu道場!」にも出ているいくやさんが助け船を出して紹介してくれたのがこのページ。
Reverting the Jaunty Xorg intel driver to 2.4
ここに書いてあることにしたがって古いドライバを入れてみた。やったことは、まず /etc/apt/source.list に
deb http://ppa.launchpad.net/siretart/ppa/ubuntu jaunty main
deb-src http://ppa.launchpad.net/siretart/ppa/ubuntu jaunty main
を追加。
それから、
$ sudo apt-key adv --recv-keys --keyserver keyserver.ubuntu.com 0xce90d8983e731f79
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install xserver-xorg-video-intel-2.4
を実行。
これでログインし直したところ、ちゃんとCompiz Fusionのデスクトップキューブがぐりんぐりんとスムーズに動くようになった。いくやさん、ありがとうございます。
それにしても毎回、新バージョンのUbuntuをインストールする度に何か新しい問題が勃発するな。それが解決できれば快適な環境を入手できるのだが、普通にWindowsに慣れている人には敷居が高いだろうなと思う。
私は何とか解決できているが、そこでつまづいて諦めてしまっている人も多いはず。微力ながら私のブログがその助けになればいいなと思って書き残しているつもりなのではあるが。
まあ何よりも自分の備忘録としての役割が一番強くて、今回も環境を復旧するのに過去の記事が役立ちまくりだったわけなのだけれど。
ネットにつなげる環境なら、後は何の装置も準備もなく目当てのメモを探し当てられるわけで、備忘録としてのブログの有用さを再認識した次第。


















